| 畔 道 じ か ん no.22 | - Feb.2011
- 去年は正月元日が満月、秋分も冬至も満月だった。そして今年は2月3日の節分が新月で陰暦の元日、なにか陽暦と陰暦がリンクしているようだ。
そのせいか今年は、自分の気持ち的には正月が陰暦にシフトしてしまった。 そしてゆっくり冬ごもり・・。
インターネットの中は深い森のように、情報が連なっている。そこを巡りながら僕はいろいろな木の実を吟味するように情報を採集する。 一昔前、情報は給食のように与えられるものだった。それによって僕たちの歴史観や社会的価値観やモラルは養われていた。しかしこの情報の森の中では、自分の心に響くものを選び取って、そしゃくし繋ぎ合わせながらリアリティが生まれてゆく。 森は誰かが全体を計画したのではなく、一本一本の木々が生える事で、森として成長してゆく。 情報の世界では、コントロールシステムからシンクロシステムへという大きなパラダイムシフトのうねりが始まっている。そしてその結果、心が求める本当の自分という所に帰結し、自分達自身も無機的意識から有機的意識へ、もっと抽象的に言えば一神教的世界観から多神教的世界観へ、シフトして行くのではないだろうか。
今日は陰暦1月15日、満月小正月、久々に田んぼに出てみる。 一昨日のみぞれで田んぼはなみなみと水を張っている。くろを補修したり、畔にたまった落ち葉を掃いて田んぼに入れたり、冬ごもりしていた体がほぐれて気持ちがいい。 この大きなパラダイムシフトのうねりの中で自分が食う米を自分で作る嬉しさの意味をあらためて味わっている。 賀春 (88連載)
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